右腕を一気に完成|牡丹と顔を組み合わせたブラックワーク・スリーブタトゥー


今回は、男性のお客様の右腕全体に施術したスリーブタトゥーをご紹介します。
こちらのお客様は、約10年前からWizdom Tattooに通っていただいている常連のお客様です。
今回のご希望は、右腕をスリーブとして完成させること。メインとなるモチーフには牡丹と顔を配置し、背景については「全体を真っ黒にしたい」というご希望をいただきました。
近年では、腕の広い範囲を黒一色で塗りつぶすブラックアウトやブラックワークと呼ばれるスタイルもよく見られるようになりました。
ただ、今回は単純にすべてを真っ黒にしてしまうのは少しもったいないと考え、黒く塗り込んだ背景の中に腕の流れに沿った余白のラインを残すデザインをご提案しました。
黒の面積を大きく取りながらも、ところどころに肌の色を残すことで、牡丹の細かな表現とのコントラストが生まれます。また、腕を正面・横・後ろのどの方向から見ても、余白のラインが流れるようにつながる構成を意識しています。
スリーブタトゥーは、平面の絵をそのまま腕に貼り付けるのとは違い、腕の丸みや筋肉のライン、見る角度による変化まで考えてデザインすることが重要です。
今回は右腕全体をひとつの作品として考え、牡丹、顔、黒い背景、そして余白のバランスを組み合わせて仕上げました。
そして何より、約10年前から通っていただいているお客様の右腕が、今回ついに完成しました。
長くタトゥースタジオを続けていると、こうして何年、何十年という時間をかけて通ってくださるお客様がいることも、老舗タトゥースタジオならではの嬉しさのひとつです。
昔に彫った作品から新しい作品へとつながり、最終的に腕全体がひとつのスリーブとして完成していく過程を見ることができるのは、彫師としても特別なものがあります。
東京・杉並のWizdom Tattooでは、ワンポイントのタトゥーはもちろん、ブラック&グレー、ブラックワーク、和彫り、リアリスティック、スリーブなど、身体のラインや今後の展開まで考えながらデザインをご提案しています。
長い間通っていただき、本当にありがとうございます。
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